虚血性心疾患とは?狭心症・心筋梗塞の症状と受診の目安
「胸が締めつけられるように痛む」
「階段を上ると胸が苦しくなる」
「少し休むと落ち着くけれど、また動くとつらい」
こうした症状があるときは、虚血性心疾患が関係している可能性があります。
単なる疲れや加齢のせいと考えず、早めに循環器内科へ相談することが大切です。
虚血性心疾患とは?
心臓に血液を送る冠動脈が狭くなったり詰まったりすることで、心筋が酸素不足になる病気です。
代表的なものに狭心症と心筋梗塞があります。
- 狭心症:冠動脈が狭くなり、一時的に血液が届きにくくなる状態
- 心筋梗塞:血管が完全に詰まり、心筋の一部が壊死する状態。緊急治療が必要
こんな症状はありませんか?
① 胸の痛み・圧迫感
胸の中央あたりが締めつけられる、重いものを乗せられた感じがする。
数分でおさまることもありますが、繰り返す場合は注意が必要です。
② 動いたときの胸苦しさ・息切れ
歩行・階段・坂道で胸が苦しくなり、休むと軽くなる。
心臓への血流不足が関係していることがあります。
③ 痛みが肩・腕・あご・背中に広がる
胸だけでなく、左肩・左腕・首・あごなどに違和感が出ることも。
「胸の痛み」としてはっきり出ないケースもあるため注意が必要です。
④ 冷や汗・吐き気・強いだるさ
特に心筋梗塞では、「急に具合が悪くなった」「今までにない苦しさ」という形で現れることがあります。
早めに受診を考えたいサイン
- 動くと胸が痛くなり、休むと軽くなる
- 胸の違和感・圧迫感が繰り返し起こる
- 以前より息切れしやすい、動悸がする
- 高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙歴がある
症状が軽くても、危険因子がある方はより早めの受診が勧められます。
⚠️ すぐに救急受診が必要な症状
- 強い胸痛が20分以上続いている
- 安静にしても胸の痛み・圧迫感がおさまらない
- 冷や汗・吐き気・息苦しさを伴う
- 顔面蒼白・意識が遠のく感じがある
これらは心筋梗塞など緊急性の高い状態の可能性があります。すぐに救急車を呼んでください。
主な原因
虚血性心疾患の多くは動脈硬化が背景にあります。
高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙・肥満・運動不足などが動脈硬化を進めます。
普段は症状がなくても、心臓に負担がかかったときに症状が出やすくなるため、日頃からの危険因子の管理がとても重要です。
循環器内科ではどんな検査をするの?
症状や緊急性に応じて、必要な検査を選択して行います。
- 心電図
- 血液検査
- 胸部X線検査
- 心臓超音波検査
- 運動負荷検査
- 冠動脈CT
- 心臓カテーテル検査
冠動脈CTやカテーテル治療が必要な場合は、専門病院へご紹介いたします。
まとめ
- 虚血性心疾患は、冠動脈が狭くなったり詰まったりして心筋が酸素不足になる病気
- 動くと胸が苦しい・休むと楽になる・繰り返す症状は狭心症のサインかも
- 強い胸痛・冷や汗・吐き気が続く場合はすぐに救急受診を
- 高血圧・糖尿病・喫煙などの危険因子がある方は早めの受診を
胸の症状を「疲れ」「年齢のせい」と自己判断せず、気になることがあればお気軽にご相談ください。
当クリニックでは、虚血性心疾患の診断・検査・治療から、再発予防のための継続的な管理まで対応しています。胸の症状が気になる方は、まずはご来院ください。